
皆さんが使っているGoogleの「Gemini(ジェミニ)」には、指定した日時に決められた動作を実行し、ニュースや要約を通知してくれる「予約アクション(Scheduled Actions)」という非常に強力な機能が搭載されています。「毎朝、業界のニュースをまとめる」「会議の前に情報を整理する」といったルーティン作業をAIに自動化させることができます。使い方次第では、非常に便利な機能です。
Geminiの「予約アクション」を使って自動化できる
Google Geminiの予約アクション(Scheduled Actions)は、繰り返し業務を自動化するために登場した機能です。
一度指示を出しておけば、Geminiが指定した日時に自動的にタスクを実行し、結果を届けてくれます。
1. 予約アクションで「できること・できないこと」
便利な機能ですが、正しく使うためにはその仕様と制限を理解しておきましょう。
⭕ できること
- スケジュール設定:毎日、毎週(特定の曜日)、毎月の指定した日時に自動実行可能です。例:月曜日の9:00に今週の予定を教えて
- 声でによる設定・修正:チャットで「毎朝8時半に〇〇して」と話しかけるだけで設定完了。後から「内容をこう変えて」と伝えるだけで簡単に設定を修正できます。
- Googleサービスとの連携:GmailやGoogleカレンダー、Googleドライブなどの情報を自動で取得・要約してまとめることができます。今週の予定を教えて、特定のメールがないか教えてなども可能です。
- スマホ・PCへの通知:モバイルアプリでは設定時刻にスマホへプッシュ通知が届くため、アプリを開く手間が省けます。
❌ 制限・できないこと
- 高頻度:「1時間ごと」など、1つのアクションを1日に何度も繰り返す設定はできません(※1日に複数回の作成は可能ですが、同時稼働は最大10個までという制限があります)。
- 最新情報の時間差:予約実行の準備は、指定時刻の「最大1時間前」から行われる仕様です。そのため、リアルタイムの株価や為替など、秒単位で更新される情報の取得には不向きです。
2. 基本の使い方(設定手順)
設定方法は「チャットで頼む方法」と「管理画面から作る方法」の2通りあります。初心者には方法①が圧倒的におすすめです。
方法①:チャットで直接指示する(おすすめ)
自然言語で指示するだけで、AIが勝手に設定してくれます。
- チャット入力欄に、時間とやってほしい内容を自然言語で入力します。
- 例:「毎朝8時半に、国や自治体の事業者向け補助金情報をまとめて」
- 例:「毎週月曜日の朝9時に、今週のGoogleカレンダーの予定を教えて」
- Geminiが指示を解釈すると、返信内に「予約アクション(または時間指定アクション)」の設定カードが表示され、承認するだけで設定が完了します。
方法②:管理画面(予約アクション マネージャー)から作成する
細かい条件を指定したい場合にはこちらから設定をして下さい。

- ウェブ版:画面左下の歯車マーク[設定]>[予約アクション]を開く。
スマホアプリ:右上のプロフィールアイコン >[予約アクション]を開く。 - [アクションを新規作成]をタップ/クリック。
- 名前、カスタム指示(プロンプト)、頻度(毎日/毎週/毎月など)、時刻を入力して保存します。
3. 設定後の確認・編集・停止方法
作成したアクションは、設定画面からいつでも確認・管理が可能です。状況に合わせて柔軟に調整しましょう。
- 内容の修正: チャット内で「先ほどの毎朝のニュース配信に、IT関連のトピックを加えて」と送信するだけで即座に更新されます。または、[設定]>[予約アクション]のメニューから[編集]を選んで手動で修正も可能です。
- 一時停止 / 再開: [設定]>[予約アクション]一覧にあるトグルスイッチ(スイッチボタン)を切り替えることで、設定を削除せずに一時的にオフ(一時停止)にできます。長期休暇時などに便利です。
4. 【実務直結】おすすめ活用例
コンサル、教育、採用、コンテンツ制作、スタッフ分析など、多岐にわたる活用例です。
・朝のルーティン自動化
- 「毎朝8時に、当日のカレンダーの予定と未読メールの重要事項を要約して通知して。」
- 「毎朝7時に、指定した業界の最新ニュースを3つ要約して解説して」
・週次の情報収集・レポート作成
- 「毎週月曜の8時半に、スタッフ採用に関する情報を教えて」
- 「毎週金曜の17時に、輸出や業界動向に関する最新ニュースをピックアップして」
📝 タスク・習慣化のサポート
- 「毎週日曜の夜20時に、来週のコンテンツ制作スケジュールとタスクの案を作成して」
5. うまく動かない場合のチェックリスト
「通知が来ない」「実行されない」といった場合は、以下の3点をまず確認してください。
- アクティビティ保存がオンになっているか確認
[設定]>[アクティビティ]で、Geminiが過去の対話を学習・実行するための権限がオンになっているか確認します。 - 連携アプリの権限が許可されているか
Gmailやカレンダー等の情報を読み取る場合、それらのアプリへのアクセス権限が許可されているか確認します。 - 登録件数が上限に達していないか
予約アクションの同時稼働上限は「最大10個」です。不要な古いアクションを削除して枠を空けましょう。
まとめ:AIをチャットの道具から「24時間稼働のパートナー」への第一歩
Geminiの予約アクションは、AIを「質問してから答えてもらう道具」から、「事前に指示しておけば勝手に動いてくれる24時間稼働のパートナー」へと進化させる機能です。
難しい設定が必要なAIツールを使わなくても、普段使っているGeminiからさまざまな予約を設定できます。たとえば、毎朝のニュース確認、定期的なリマインダー、決まった時間の情報収集などを、自然な文章で指示するだけで始められます。
「毎朝7時に今日の天気を教えて」「毎週月曜日に今週の予定をまとめて」といったように、やってほしいことと実行する日時を伝えるだけです。設定した内容は後から変更したり、不要になったら停止したりできます。
特別な知識や複雑な操作は必要ありません。まずは、日々くり返している作業を一つ選んでGeminiに任せてみましょう。予約アクションは、身近なところから始められる自動化の第一歩になります。
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